「制作費用」にばかり目が行ってしまい、年間の維持費を見落としていませんか?
労働組合のWebサイト制作では、**予算計画に必要な「制作費以外の費用」**をあらかじめ明確にしておくことが、長期的な安心感につながります。
この記事では、UNION PARTNERが組合サイトの**「見えない費用」**をすべて解説します。
組合サイトにかかる費用は「初期」と「維持」の2種類

組合のホームページづくりでは、最初に必要な「初期費用」と、公開後に毎年必要な「維持費用(ランニングコスト)」の2つがあります。
この記事では、特に維持費用に焦点をあて、何にどのようなコストが発生するのかを整理します。事前に全体像を知っておくことで、安心して長期の運用計画を立てられます。
維持費用の中でも必須なのは次の2つです。
サイト維持に必ずかかる費用(必須)
サーバー代

まず、作成したホームページの”置き場所”となるサーバー代が必要です。
年額で5,000円から数万円と幅広い価格帯がありますが、多くの場合、月払いよりも年払いを選択するとトータルの支払い額が抑えられます。
サーバーは数多く存在しますが、選択肢が多すぎると逆に迷ってしまいますよね。UNION PARTNERでは、組合サイトの特性から、特に以下の3点を重視してサーバーを選定することを推奨しています。
組合のホームページは情報量が多くアクセスにも波があるため、組合員が**「欲しい情報をサッと手に入れられる」**環境が不可欠。**動きが悪くてイライラ…**なんてことになれば、せっかくのサイトも利用されなくなってしまいます。これは絶対に避けたいところです。
つまり、重視したいところは
- 安定稼働
- 表示速度
- セキュリティ
となります。
UNION PARTNERからの具体的な推奨
組合サイトの安定性とセキュリティを考慮すると、国内ではエックスサーバーなどのサーバーが有力な選択肢となります。
特にエックスサーバーは、3年契約などの長期契約を選ぶことで月々1,000円弱に費用を抑えられる上、表示速度や安定性も申し分ありません。
実際、私たちUNION PARTNERも8年以上の利用実績があり、多くのお客様のサイトにご提案してきました。もちろん、お客様の状況やご予算によっては他のサーバーをご提案する場合もありますが、迷った際はまず候補に入れていただくことをお勧めします。
また、価格が安いサーバーはコスト削減に繋がりますが、カスタマーサポート体制には注意が必要です。メール対応だけでなく、緊急時に電話で問い合わせできる体制があるかを確認しておきましょう。
もちろん、それでも「よくわからない」「プロの目から見て組合にピッタリのサーバーを選んで欲しい」といったご要望がありましたら、遠慮なくご相談ください。御社の状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
独自ドメイン費用

次に、Webサイトの“住所”にあたる独自ドメインの費用です。「example.com」「union-example.jp」など、信頼感と覚えやすさに直結するので、組合名や略称に即したドメインがベストです。ただし、長くなりすぎないよう、簡潔にすることを意識しましょう。
ドメイン費用は、年間数百円〜数千円程度です(ドメインの種別により変動)。「お名前.com」や「X Server ドメイン」といったドメイン登録会社からオンラインで申し込みます。なお、候補のドメインが空いているかはすぐに調べられます(検索しただけでは費用は発生しませんのでご安心ください)。
【重要】取得時の安さに惑わされない!更新費用を確認しましょう
申込時に1年分の費用を支払いますが、取得時に安価なドメイン(数百円など)は、翌年からの更新費用が数千円に跳ね上がるケースが少なくありません。目先の費用だけで飛びつかず、必ず更新時の費用を各社のサイトで確認してください。
また、更新を忘れるとサイトが見れなくなってしまうため、取得後は自動更新の設定を強く推奨します。
UNION PARTNERからの具体的な推奨
実は、私たちがエックスサーバーを推奨するもう一つの大きな理由があります。
それは、長期契約(年払いなど)にすると、独自ドメインが一つ永久無料で付いてくる特典があることです(※)。ドメインの年間維持費用をゼロにできる、非常に大きなコストメリットです。毎年かかるコストを節約できるのはありがたいですよね。ぜひサーバー選びとセットでご検討ください。
※2025年9月時点の情報。 特典の詳細はエックスサーバーの公式サイトでご確認ください。
状況により発生する費用(オプション)
こちらは必要に応じて発生する費用(変動費)になります。サイト運営に必ず必要なものではありませんが、考えられる可能性が高いものを掲載しております。
SSL証明書

SSL証明書は、サイトとユーザー間の通信を暗号化し、情報漏洩や改ざんを防ぐためのものです。近年、ブラウザ(Chromeなど)がSSLを導入していないサイトを「危険」と警告するため、今や導入は必須事項です。
このSSL証明書ですが、近年はサーバーのほうで、無料で提供されているケースがほとんどになっています。
ただし、中にはより信頼性の高い認証方式の証明書を選びたい場合もあるかもしれません。その際は有料のSSL証明書を活用するのもひとつでしょう。費用としては年間10,000円程度〜です。
UNION PARTNERの方針として、私たちが推奨するサーバーは基本のSSL証明書が無料で設定できるものを選んでいます。高度な認証が必要なケースを除き、追加費用がかかる心配はありませんのでご安心ください。無料で提供されるSSLでも、組合サイトとしては十分なセキュリティレベルを確保できます。
外部ツール・プラグイン利用料

Webサイトの標準機能では実現が難しい、高度な機能や分析機能を追加したい場合に、外部ツールや有料のプラグイン費用が発生します。(例:高度なアクセス解析、セキュリティ強化、多機能なメールフォームなど)
費用は、買い切り型や、年間数千円から1万円以上かかるサブスクリプション型(月/年払い)があります。特に海外発のプラグインはドル建て決済が多いため、為替レートによる値上がりリスクも考慮が必要です。
UNION PARTNERの方針としては、まず無料かつ高性能なツールでどこまで実現できるかを徹底的に検討します。本当に必要な場合のみ有料プラグインをご提案し、不必要なコストを削減しますのでご安心ください。無料のものでも十分に高性能で使いやすいツールは多くありますので、まずはご希望のスタイルをお気軽にご相談ください。
有料素材(写真/イラスト等)購入費

Webサイトに高い品質や他にはないオリジナリティを求める場合、有料の素材購入を検討します。写真やイラストに加え、近年では動画や音楽素材も手軽に入手でき、よりリッチな情報発信が可能です。
費用は、画像1点あたり数百円からが目安です。使用する画像のサイズによって価格が変わることもあるので、Webサイトに必要な「最低限のサイズ」を選ぶことが、有効なコストカットに繋がります。なお、この費用は都度発生するものです。
UNION PARTNERの費用に関する3つの方針
1. 不要な維持費用は徹底的にカット
追加費用が少なく済む無料ツール・サービスを優先的にご提案します。
2. 費用は事前にすべて開示
無料で対応できるものと、やむを得ず有料になるものは、見積もり段階で明確にご説明します。
3. 組合の予算に合わせたカスタマイズ
予算上限を踏まえ、最適なコストバランスをご提案します。
まとめ
「制作費」だけでなく「維持費」までを理解しておけば、安心して長期的なサイト運営計画が立てられます。費用面や運用面で気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
また、サイトの運用自体に課題を感じている方は、**[組合サイトによくあるお悩みトップ3]**の記事もあわせてご覧ください。

組合のホームページ制作に関して、ぴったりなカスタマイズ、費用面、運用面など。気になることがあれば、ちょっとしたことでもぜひお気軽にご相談ください。

